再評価カウンセリング・・・・親の時間とは? | |
*再評価カウンセリング* 2人あるいは数人のグループで、立場、性別、障害の有無、人種などあらゆる違いを超え、 対等な関係つくりをベースに、一定の時間を分け合い、話を聞きあうやり方。この方法を 用いることで、自分の過去を再評価し、感情を解放することができ、よりいきいきと生きて いくことができる、という理論のもとに行われるカウンセリングの手法。 *親の時間* 再評価カウンセリングの手法を取り入れ、いくつかのルールを決めて、グループで、互いを カウンセリングする時間 <ルール> @グループは6〜7人の少人数とする A話す時間は一人○分ずつと、話す時間を均等に決めておく B話したくなかったら、無理に話さなくてもよい C聞いた内容について、お互いに、否定しない、批判しない、批評しない、アドバイスしない D聞いた話を、他にもらさない E聞いた話について、後日「どうなった?」と聞かない(報告を要請されると、安心して話せな くなります) |
<再評価カウンセリング基礎クラス9月の様子>
今回のティーチャーは、小野わこさんです | 対等な立場で平等に時間を分け合います |
<参加者の感想より>
*友人の後押しに押されながらの参加でしたが、すごくいい時間をいただけたので参加して良かったと思います。なかなか自分の話を聞いてもらうことってないので、10分間自分のことを話せてスッキリしました。これから家に帰ってゆったりした気持ちで子どもと関われるのかなと思います。(30代女性・親の時間体験クラス)
*どんなものなのか想像できず、不安に思いながら参加しましたが、とても有意義な時間となりました。いつもの私の周りにはない空間でした。妻として、母として、子として意見されることのない時間。とても不思議でしたが、やってみると体にたまっていたモヤモヤがぽっかり消えたような感覚になりました。残ったのは「帰ったらこうしてあげたい」というプラスな暖かい気持ちでした。ありがとうございました。(30代女性・親の時間体験クラス)
*胸の中のモヤモヤを解決したくて、つてを頼りに、すでに開催されていた子どもネットワーク可部の「親の時間」に参加させていただくことができましいた。「親の時間」じゃ安心して心の中を出せる場と分かり、毎回楽しみに参加させていただきました。そして今回、、基礎クラスも受講できることになり、また毎回楽しみに参加させていただきました。回を重ねるうちに、自分の中にこんなにもと思うくらい切ない気持ちが残っていたのだと分かりました。今まで聞いてくれそうな人に出会うと話してきたことは何だったんだろうと思ったり…。温かいまなざしの中で安心して自分の感情を出せるということがこんなにも自分を楽にしてくれるとは。感情を解放して涙を流した後は、またいつもの私に戻れるという切り替えもうまくできるようになったと感じます。
内面化された抑圧によって自分を縛ってきたことも多いとわかりました。母に心からありがとうとを言いたいけれど、どうしたら良いのかと思っていたことも、心を解放できたら可能だと希望が持てます。でも、まだ自分を責める気持ちから抜け出せない部分もあります。過去の私をもっと見つめなおして、もっと自分を好きになり、家族や周りの人たちとの壁を無くしていきたいです。遊歩をはじめ子どもネットワーク可部の人たちや参加された皆さんに感謝しています。出会えたことにも感謝です。ありがとうございました。(50代女性・再評価カウンセリング基礎クラス)
講師プロフィール |
安積 遊歩(あさか ゆうほ) |
1956年福島県福島市生まれ 生後40日目で、易骨折性のある障害を持つと診断される。 13歳までに20回の骨折と、8回の手術を繰り返す。それ以降、「自分の体は自分で見る」と決断。 からだやさしい生活のあり方を求めて現在に至る。 22歳で親元から独立。 28歳で自立生活運動の研修に渡米。帰国後、ピア・カウンセリングを、ヒューマンケア教会設立後、全国に広める。 ピア・カウンセリングの理論に、再評価カウンセリングの理論を応用。 1991年から、フィリピンの貧しい子ども達への支援を開始。 1993年より、再評価カウンセリングの日本地域照会者(Regional Reference Person)。 1996年に40歳で、17歳年下の夫、石丸偉丈との間に、愛娘「宇宙(うみ」を出産。 1996年以来、CILくにたち援助為(エンジョイ)センター代表。 優生思想の撤廃や、子育て、障害を持つ人の自立生活運動など、様々な分野で当事者としての発言を続ける。 著書「癒しのセクシートリップ」「車いすからの挑戦」など多数。また多くの訳書も手掛ける。 |
吉岡 香織(よしおか かおり) |
香川県在住。34歳。コウカウンセリングを始めて10年目。 仕事は障害を持つ人へのヘルパーをしています。 小中学生の時に不登校の経験あり。 コカウンセリングをしていく中で、これまでに傷ついた気持ちがだんだんと癒えてきていることや、それによって、自分の人とのかかわり方や考え方が変わってくることを実感しています。 |
小野 わこ(おの わこ) |
1954年、青森県生まれ。大学留学を含め6年間の英国滞在を経て、八戸で英会話教室を開講。 1992年に再評価カウンセリングと出会い。その基礎クラスがあった札幌へ移住。 1997年に「親の時間」設立。現在は、ファミリーカウンセラー「英語でピラティス」インストラクターを本業とし、講演や執筆でも活躍中。 2人娘をもつシングルマザー。 著書「子育て、泣きたいときはないちゃおう!」 |