佐藤真紀さん「夏休み親子のための課外授業」
2006年7月23日(日) 広島市安佐北区総合福祉センター6階 大会議室
夏休みに入って最初の日曜日、家族で、親子で平和について考えてもらいたい!という思いで企画した講演会。
“空”の中高生たちは、前日は佐藤さんや、取材に来られたNHKのみなさんとの交流会をして、スタッフのみなさんとも顔なじみになっていました。
当日は、朝早くから会場の準備や受付、アシスタントとしても、みんな大活躍でした。
佐藤さんのお話は、最初に爆撃の音や、ムスタファ君の泣き声などを編集したCDを聞くところから始まりました。
映像も何もないところで、音だけが流れていく・・・参加した子ども達の頭の中には、いったいどんな世界が想像されていたのでしょうか・・・
参加者の感想(子ども達) | ||
☆小さい子どもがせんそうでいのちをおとすのは |
☆自分と同じくらいの子どもでも、 |
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☆今日は、本当に勉強になりました。 戦争の恐ろしさをあらためて感じました。、 本当に戦争はいやです。 何ともない人はそんなことはないと思いますが、 やられている人はいやです。 私もなんで戦争がおきるのか不思議です。 話し合いで解決すれば、だれも、きずつかなくてすむのに、 なぜそれができないか、本当にふしぎです。 みらいには、もう戦争がなくなっていればいいです。 (小学校6年生 女子) |
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私は、あまり、イラクの戦争のことを知りませんでした。 でも、この『平和について考えよう』で 戦争(イラク)のことが分かりました。 すっごくこわいな、とは思っていたけれど、 想像以上にとてもこわかったです。 何を言って良いのか分からないぐらいでした。 初めに、声を聞いたとき(CD)ふるえました。 すっごくこわかったです。 私達に、今できることは、 いろいろなことがあるのを知りました!! (小学校5年生 女子) |
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☆最初は『戦争=こわい=なぜ始めた=私達は何をすればよい?』 でおわりだったけど、今日は『何すればよい?=ぼきんなど』 になりました。 イラクの子ども達の絵を見たら、サッカーの絵がほとんどでした。 なんでだろう? (小学校3年生 女子) (注:佐藤さんが今回イラクの子ども達に ワールドカップをテーマに絵を書いてもらったものを 持ってきてくださっていたので) |
☆せんそうは、一つのものをおとすだけで、 何人もなくなることをしりました。 とてもかなしかったです。 イラクの子ども達は、みんな、おおきくなったときに、 なりたいものがいっぱいあるのに、 そのしたいことができないのがすごくかなしいです。 (小学校3年生 女子) |
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☆ぼくはこれを見て少し恐かったです。 今でもぼくたちがこうしているときに、 地球のはんたいでは戦争があるということをしりました。 ぼくは戦争は二度とないようねがいます。 食べ物をそまつにする人に、 その食物で何人助かるだろうとおもいました。 |
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☆いろんな絵があったのでまよいました。 たのしいところやこわいところがあったです。 ちょっとこわかったです。(小学校2年生 男子) |
☆戦争は自分自身を傷つけていくと思いました。 |
参加者の感想(大人) | ||
☆今日の日本では、考えられない事(戦争など)が、 |
☆小学2年生には少し、分かりにくかったかと思います。
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☆佐藤真紀さんの公演を聞き、 |
☆自画像を使って、絵の中に入ったり、 |
☆中学生の人たち、高校生の人たちが |
☆私が子どもに伝えられることには限界があるように 難しく考えていましたが、実際の絵の中に入ってみる、 音を聞いて想像する、色々あると分かりました。 小さな娘がどう受け止めるのかなと思いましたが、 怖がらせることのない2時間、良かったです。 ありがとうございました。(母) ☆とても充実した内容だったと思います。 今回の講演を聴いて改めて思ったのは、 人道的に戦争に反対する人はいても、 生命維持本能から反対する人はいないんだなということです。 正直じゃないのか、考えたことがないのかわかりませんが。 (高校2年生 男子) |
☆毎日の暮らしだけでなく、時にはこういう情報に触れることは、子ども達にとっても良いことだと思います。 それがどういう影響を与えるかは、気長に待つしかありませんが。 大人の私としては、知るということの怖さと、責任を感じずにはいられません。 お金でどうにかなるのなら、出来る人は日本にいくらでもいるのになぁと思ってしまいました。 自画像で絵に入るワークですが、私だったらどの絵にも入りたくありませんでした。 ブランコの絵もやっぱりさみしそうです。(母)
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☆今、現在、このときにも、イラクでは自分達の 子どもと同年代の子ども達が犠牲になっていると思うと、 とても胸が痛いです。 佐藤さんは大変な活動をされていると思います。 自分も、よそ事、他人事ではいけないと考えさせられました。 このような会がどんどん行われ、皆で戦争青考えないといけないと思います。 (父) |
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☆今、私が生きている広島は、唯一の被爆地で、 悲しい過去があるけれど、 今の時代はとても豊かで戦争を身近に感じることはありません。 今このときも、おろかな大人が引き起こした戦争によって 苦しんでいる子ども達がいること。 佐藤さんのお話を通して、身近に感じることが出来ました。 戦争の生活の中にある戦闘の音が、耳から離れません。 目で見るよりも、想像することでよりリアルに感じました。(母) |
☆今まで、JVCの協力をわずかながら、募金という形でさせてもらってきたのですが、 パンフレットなどで活字と写真は見てきたけれど、今日は、イラクという国一つに絞ってビデオでの 映像で見せていただき、やはりかなりショックでした。 ワークショップで、子ども達が描いた自画像をイラクの子ども達の絵の中に入れてみるところで、 私自身、そのつもりになったとき、「これが、夢であって欲しい、夢が覚めて欲しい」と思いましたが、 イラクでは現実なのだと思うと恐怖でした。戦争で辛く、痛い思いをしてきた子ども達が、 バイオリニスト、ピアニスト、医者と大きな夢を語る映像をみて、現実いろんな思いを抱えてきたのに とても明るく、希望が一杯で、暗さがなく、未来を夢見ている、生命力というか、生きる力には感動しました。 顔の表情の明るさは、とても輝いていて、この輝きを守っていかなければ…と思いました。 これからもできることをさせてもらいたいと思います。平和のために。(母) |