金子しゅうめいさんと 遊ぼう!
獅子舞を作ろう!踊ろう!楽しもう!!


2008年5月18日(日)  可部公民館8階ホール

機関紙「ふれあい交差点」112より



今日はいったい何が起こるんだろう!と、ドキドキワクワクで会場に揃った参加者の前に、
しゅうめいさんが“獅子頭”を大事そうに抱えて登場です。
しゅうめいさんの遊び心たっぷりの自己紹介と、獅子舞紹介で、
すっかりその世界に引き込まれてしまったみんなでしたが、
実際に獅子舞が始まると、二度びっくり!!
本当に素晴らしい“舞”だったのです。
「獅子舞って、芸術なんだ!!」と感動!!
終わったときには誰からともなく“すごいねぇ”という声が漏れていました。
獅子舞が噛む時は、その人の“幸せ”を祈って心を込めて噛みます 試しに被ってごらん!重いだろう?
★獅子舞の基礎知識★
*もともとはライオンで、アフリカの部族から中国の王様に送られたライオンのような獣の姿に似せて作られたのが始まりといわれている。
*胴体にかぶせる布は、緑色が多く、けまり模様という模様が描かれている。これは毛が生えていることをあらわすもの。唐草模様ではありません!
*頭は、しゅうめいさんの物は、桐の木でできています。頭の白い毛は、ヤクという動物の毛でできている。ヤクの毛は、仏教関係の道具に良く使われる。
*鈴は、獅子の声のかわり、舌もちゃんとついている。
*獅子の頭は、物事の善悪を見分ける、強い目が描いてあり、顔は、強い命をあらわす赤色になっている。強い命でみんなを“悪”から守るというのがその由来。
*獅子頭の中は、いろいろ忙しい、汗でクサイ!!
*獅子頭で、人の頭を噛む時は、その人の“幸せ”とか“健康”を祈って、心を込めて噛んであげることが大切。

  

獅子舞について、いろんなことがわかってきたところで、いよいよ、獅子頭を作ります。
しゅうめいさんの説明を聞きながら、思い思いに、ダンボールに筆で獅子の顔を描いていきます。
「今日の獅子は、今日の獅子。明日の獅子は、また違う顔になる・・それでOK!だから、おもいきってササッと描いていいんだよ。」
ススランテープを束ねて、色とりどりの髪の毛をつけ、胴体の布を貼り付けたら、世界に1つだけしかない、私だけの“獅子頭”の誕生です。
しゅうめいさん曰く「たかがダンボールで作った獅子なんだけど、こいつが無性にいとおしくなるんだよね。」

大人も子どもも真剣そのもの・・・だって、墨だもんね、書き直しはきかないんだもん・・・どんな顔にしようかなぁ〜〜〜〜
顔が書けたら・・・スズランテープで毛をつけて・・・布を貼り付けたら・・・出来上がり!!
見て見て!!
このユニークな作品たち


  

さてさて、墨が乾くのを待つ間、ちょとだけ太鼓のワークショップ・・・
  
写真をクリック!太鼓ワークの動画が見られます。

その後はいよいよ、今日のメイン、獅子舞に挑戦です!
大人と子どもに別れて向き合い、しゅうめいさんの掛け声に合わせて、まず、練習を一回ずつ。そして本番は、しゅうめいさんの太鼓に合わせて踊ります。

 最初に大人組が、真剣に踊って見せると、子ども達も負けずに一生懸命踊りました。
 本当に素晴らしい、たった一度しか観られない、世界に一つだけの“獅子舞”の完成でした。その感動は、その場に参加した人たちだけが共有できる、とても贅沢な時間でした。

今日の師匠、しゅうめいさんの話を真剣に聞いています。 大人も子どもも真剣に獅子になりきってますよ
見栄を切る!! 前足に見立てた足で頭を掻いたり…くたびれて眠った様子
★金子さんのお話、指導はとても楽しかった。文化に触れる機会が少ないため、もっといろんなことに子ども達を体験させてやりたいです。 ★前半は集中して聴けたが後半は集中力が続かなかった様子でした。初めて墨を使い大きな絵を描くことができ、楽しい時間でした。 ★金子しゅうめいさんの獅子舞は大変すばらしくて面白く楽しく参加させていただきました。また簡単に獅子頭を作って踊りを指導していただき、良かったです。太鼓も素晴らしく聞かせていただきました。 ★普段体験できない内容で親子ともども大変楽しく過ごさせていたD買いました。ありがとうございます。獅子舞とてもすばらしかったです。多分4歳のうちの息子はしばらく家で演じて見せてくれると思います。