人形劇団むすび座
西遊記〜悟空誕生の巻〜


2002年3月7日
18:30開演(18:00開場)
安佐北区民文化センター大ホール

参加費:会員大人2800円・子ども1700円
会員外大人3800円・子ども1700円

西遊記がおわりました。
たくさんの人と一緒にみるんだ!という思いで動いた委員さんたちの
願いがかないました。むすび座さんありがとう。委員さんたちご苦労様でした。

⇒みんなの感想  ⇒委員長感想  ⇒裏話いろいろ


◆みんなの感想◆
○そんごくうのうごきがほんとうに生きているみたいでした(11才)
○きんと雲をうまくなげているのがすごかった(9才)
 
○つづきがみたい(12才)
○とびよるとこがかっこよかったです。また今度みたいです(9才)
○きんと雲が飛んで楽しかった。(5才)
  
○そんご空がやっつけるところがおもしろかったです、(8才)
○フリスビータイプのきんと雲とってもびっくりでとっても楽しませてもらいました。子どもの目がキラキラして最後までしっかり見ていました。ぜひこの続きを見せてください。(大人)
○そんごくうはいろいろなことをしておもしろかったです。(8才)
 
○きんとうんがどこからとんでくるのか楽しみでした。いつも9時前にはねてしまう次男(4才)も夢中でみてました。(終わってからがぐずぐず大変でしたが・・・)ありがとうございます。(大人)
○きんとうんをあんなにかくじつにとばすのってむずかしいとおもう。けどすごかった。(8才)
 
○ごくうがとんでいるところがおもしろかったしたのしかった。(9才)
○さいしょはこわいのかな?おもしろくないのかな?とおもったけどとっても楽しかったです。つづきがみたかったです。(9才)
○人形劇ははじめてみるのですがとても楽しいひとときでした。時間が遅いので心配でしたが、子ども2人共にラストまで目を輝かせてみていました。感動しました。又合える日を楽しみにしていますので皆様もお体にお気をつけてください。今後を期待しています。(大人)
 
○前のはしの方に座っていました。舞台裏が垣間見れておもしろかったけど、首が疲れました。後半から後ろの真中に移動しました。いすをバタバタさせる子どもがいてちょっとおちつかなかった。スピーディで迫力もあり楽しめました。つづきが楽しみです。(大人)
○悟空が「武器がいる!」と叫んだとき、アフガニスタンのことが頭に浮かんでドキリとしました。あばれまわる悟空が悲しかった。結末でホッとしました。良かった。人形の動きがすごくてびっくり。動かしている人が見えない。人と人形の区別がつかない。むすび座はすごい!あと今回の例会では若者の力が大きかった。風船アート作りから搬入・搬出・会場係・・・みんなよく動いていてこっちもすごかった。帰りの車で高校生が「人の反応がおもしろかった」といっていたのを聞いて「大きくなったなぁ」と思った。(大人)

「みんながんばったね!!」委員長感想

スタッフミーティング。むすび座の方と委員長。

3月7日(木)安佐北区民文化センターにおいて、待ちに待った「西遊記」が上演されました。
3月の「西遊記」5月の「あとむのお話コンサート」という大きな鑑賞事業が短い期間で続くということで、今までの鑑賞事業で生まれた不足金をこれ以上増やすことはできない・・と、会員のみなさんにも呼びかけ、昨年末から、委員会や各部局で取り組みの話し合いを続け、参加費の設定、事前の取り組み、また実行委員会の立ち上げなど様々な取り組みを展開してきました。その過程で、当初の参加費を見直し、私たちの活動のミッションに照らし合わせた上で、「一人でもたくさんの子どもたちに『西遊記』を見て欲しい!」ということで意見が一致し、子どもたちの参加費を会員・会員外とも同じ設定にしよう…ということになりました。しかし、そのことは運営側としては大きな冒険でもありました。会員外の大人の参加費は、会員の大人より1000円増しとはいえ、単純にソロバンをはじいたときに、「年会費7000円を払って会員になるよりも、見たい作品だけを選んでそのときだけ参加すればいいじゃない…」という"お客さん"を増やす結果になり、今後の会員を拡大していくことが難しくなるのではないか?現在の会員から不満の声が上がるのではないか?さまざまな不安の中、会員のみなさんの意見を求めたところ、ほとんどの方が「会員特権はないよりはあったほうがいいけれども、それ以上に『西遊記』をたくさんの人数で見たい!そのためには、子どもの参加費が同じ方が、誘うときに声がかけやすい。」という意見が多数を占め、思い切って冒険をすることになりました。またこれまでチケットを取り扱ってもらっている地域のスーパーなどのプレイガイドはもちろん、地域の幼稚園、保育園や子ども会などの団体に、チケットの取りまとめをお願いし、手数料として売り上げの10%を還元する…ということも決め、たくさんの団体に快く協力していただくことができました。枚数としては、今回はそれほど多くなかったのですが、これまでは『劇場=親子で参加する会』…という風に見られて、ほとんど参加されることのなかった、地域の幼稚園や保育園の先生方の姿が会場に見られ、また、その園の子どもたちが、本当にうれしそうにしていたのが印象的でした。そうやって、一歩ずつ一歩ずつ、地域の子どもたちに係わっている大人の人たちに私たちの活動の趣旨を理解してもらうことが、NPO法人として地域の中で活動を作っていく足がかりになっていくのだと思います。地域の各小学校や幼稚園・保育所などへのチラシの配布も、今回は今までよりも拡大し高陽町から白木方面、また千代田方面まで実行委員さんたちが、車を走らせ、拡大してくれました。
しかし、そのような取り組みにもかかわらず、本番2週間前の集約では参加予定人数がまだ200名足らず…という状況で、実行委員はみんな頭を抱えていたのですが、「とにかく動くしかない」「一人一人がもう一声かけよう」「会員のみなさんにも、もう一度声掛けを呼びかけよう!」と、ひたすら動き続けました。その結果、当日は420人を超す人たちが参加し、会場を飛ぶ「金斗雲」に喚声を上げたのでした。
やっぱり、たくさんで見るのはいいよね!本当にみんながんばったね!ありがとう!そしてご苦労様でした。

◆「西遊記」裏話いろいろ◆

★食べられる悟空登場!?
 いつも豪華といわれる可部の小夜食!今回もずらりと並んだ食べ物の中でひときわ目を引くものが・・・
  
なんとパンでできた悟空!パン作りといえばTさん!!かなりの力作です。
むすび座さんからもメッセージをもらいました。


★マジで空とぶ悟空がロビーに出現!?
 回の会場飾りつけのメインは、なんといっても『金斗雲と悟空』!ロビーで、みなさんの頭上を飛んでいる悟空に、子どもたちは大喜びでした。けれども、あの悟空をどうやって吊るすか?というのが、大問題だったのです。 ロープを張るにしても、引っ掛けるところがないし、高いところに張るには脚立もないし…中途半端な高さだと腕白坊主たちが絶対に触ろうとして落っことすだろうし…どうしよう…と悩んでいるとことに現れたのが、区民センターのKさん。「今日は担当じゃないから、申し訳ないけどお手伝いできません。」と言っていたのだが、「ねえ、この悟空をなんとかして飛ばしたいんだよね…何かいい方法ないかしら?」と相談してみると、「方法はあるよ、ちょっと待ってて…」と裏へ引っ込んだかと思うと、大きな脚立とブロックのような鉄の塊を持って登場! さっさと脚立の上に上がって紐をかけ、ロビーの上に悟空を飛ばしてくれたのでした。 本当にありがとうございました!これからもよろしくね!
 最後までなやんでいたのは、悟空の顔。うーん、どう?
 


★可部のヤングパワー全開!!・・・その1
 今回の搬入・搬出・会場準備・そして会場係などの裏方の部分で、可部の青年+”空”のメンバーは本当に大活躍してくれました。
 午後1時からの搬入には、学年末試験の中休みの高校生ひさちゃん、徹夜のバイト明けのてっちゃん、前日に帰省していることがわかって急遽呼び出されたにもかかわらず快く手伝いにきてくれたヒロくんたちが駆けつけてくれ、その後の会場準備には、大学面接試験からそのまま駆けつけてくれたトシくん、高校入試のあとに来てくれたさおちゃん、期末試験が終わってまっすぐ会場に帰って(?)きたケイシ・・・も加わって、力仕事や、高いところの飾り付けをさっさとこなしてくれました。会場前になると、おひさしぶりのミオちゃん、中3のゆうき・みき、大学生のヒデくんも加わり、会場係はほとんど若者でまかなうことができました。
 彼らがこれまでの「学び座」「だれが石を投げたのか」などの取り組みで身につけた会場運営のさまざまなノウハウがいたるところで活かされていました。もちろん搬出のときも彼らや、残っていた若者達のおかげでとても早くすみ、延滞料金にハラハラしていたおばさんたちを安心させてくれたのでした。



★可部のヤングパワー全開!!・・・その2
 今回の作品は小さな子でも楽しめる作品ではあったのですが、やはり初めて大きな会場にきたり、開演直後の銅鑼の大きな音に驚いたりした赤ちゃんを連れた方が、2人母子室に入っていました。
 そのうちの一人の赤ちゃんを預かり、1幕はずっと泣いている彼を抱っこしてあやしていたのですが、休憩の間に「ちょっとだけ抱いてて…」とてっちゃんに預けると、それまでずっと泣き続けていた赤ちゃんが、ぴたりと泣きやんだのです。 2幕が始まりロビーから人影が消えても相変わらずてっちゃんの腕の中でいい子をしている様子に、「一緒に中に入って、見てきたら?」と勧めると「そうするわ…」と会場の中へ。 結局その赤ちゃんは、てっちゃんの腕の中で、とてもおとなしく2幕を鑑賞したのでした。
 そしてもうひとり、休憩が終わっても中に入りたがらない2歳の赤ちゃんに困っていたお母さんに「あなただけでも見ていらっしゃいよ…」と声をかけ、赤ちゃんを預かったのですが、お母さんが階段を上がっていくのを見てしまい、火がついたように泣き出してしまったのです。 そこで、今度はロビーに残っていたフミヤとトシくんが交互に赤ちゃんを抱っこしたりあやしたりしているうちに、急にご機嫌が直ってしまい、きゃっきゃっと声をあげてお兄ちゃん二人を相手に遊び始めたのです。 せっかく出かけてきたのに、子どもにむずかられてがっかりしたのか、少しご機嫌斜めだったその若いお母さんも、帰るときには「ありがとうございました!」と、とても良い顔をして帰っていかれたのを見て、ほっと胸をなでおろしたのでした。
 これからは、おばさんの託児ボランティアは必要なくなるかもしれないね?



そのほかにもたくさんの人たちが活躍してくれました。
この勢いを5月のあとむにつなげましょう!!
そしてまたたくさんの人と感動できればいいね!!