女神は杉の泊に微笑む

ファミリーキャンプ2005レポート

天はわれらに味方した。フルコースメニューを消化

 前日までの猛暑がなぜに?といいたいくらい、8月20日の空はどんよりと曇り、時折ぱたぱたと小雨が落ちる。今年のファミリーキャンプは、晴天続きのこの夏にもかかわらず、よりによって「雨」を選んだように行われたのだった。
 しかし!天はわれらを見放さなかった!!初日、F隊長の判断で、雨の切れ目をぬって行ったシャボン玉遊びは大盛況。子ども達ははじゃぎまわり、シャボン玉ドームも見事成功し、企画した大人の方が大喜びした。その後、シャボン液にまみれた子ども達はプールへ直行。そんなに暑くはないのだが、泳ぐのは当然といった風情で、時折通り過ぎる雨の中、遊ぶことあそぶこと。たくましいものである。
 グルメキャンプの名に恥じず、今年もディナータイムには、チキンの丸焼きと石釜ピザが登場、降りしきる雨の中、ありがたくリッチなお食事に舌鼓を打つ。
 さすがに花火は無理かも、と懸念していたのだが、フフフ、今年のキャンプには女神様がついているのだよ、諸君。
 なんと、食事を終え、とっぷりと日も暮れた頃から雨は上がり、花火大会も無事決行。良かったねみんな。
 翌日、朝からかなり激しい雨である。うっとうしいと言えばうっとうしいが、日焼けを気にするマダムにとってはこれはありがたい。おまけに涼しい。天国天国。さて、おいしいパンの朝食を旺盛な食欲で平らげると、体育館ではエアドーム遊びが始まった。ビニールを貼り付けるところから始めるエアドームつくりは、手眼ところがなかなかよろしい。苦労して作ったエアドームを一瞬楽しんで、あっという間にぶち破る、これですよこれ。なかなかのカタルシスがありますな。破ったビニールは、これでもかというように子ども達に再利用され、想像力の限りを尽くして遊びまくる。だめだという大人がいなければ、子どもが何でもやってしまうものなのだと再認識。
 昼食のそうめん流しは例によって楽しく、そうめんが流れてこないと文句たらたらの下流に陣取った子ども達もそのうちにたっぷりとありつけ、子ども達のあとには大人が余裕で、かつ風流に、そしてまた上品に、おいしくいただく。そしてグルメキャンプの最後を飾るカキ氷。今年は男手が二人も!!ゆえに、遠慮することなくこどもたちはもちろん、大人も何倍でもお代わりをすることに躊躇はありません。l去年の反省通り、ゆで小豆のあんこも練乳もたっぷり。おまけに今年は白玉団子まで用意して、まさに準備万端でカキ氷タイムを迎えたのである。ああ、こんなに氷がおいしいものだなんて。ここのカキ氷はホントに一味もふた味も違いますな。こうして、雨はふったが、予定したすべてのイベントを無事におえ、今年のファミリーキャンプは終了したのだった。
 さあ、これでもあなたは来年参加することを迷っていますか??行って絶対損は無い。コンビニも無い、近くに自動販売機もないという杉の泊の別荘ライフを、ぜひあなたとあなたのお子様に。